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春野菜の作付けに向け元気な土づくり学ぶ、伊那支所家庭菜園講習会 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Mar 15, 2021 3:00:00 PM

JA上伊那伊那支所は、3月10日、伊那、西箕輪支所管内の組合員を対象に家庭菜園講習会を開いた。これまで生活部会員に限定した講習会は開催していたが、今回は訪問日先に案内を配布し参加を呼びかけた。すでに家庭菜園で野菜をつくっている人、これから挑戦しようと思っている人など32人が出席。「元気な野菜づくりの方法」について学んだ。
講師には、伊那市有線放送で初心者にもわかりやすい農業講座「もりもり農業塾」を担当する守谷実さんを招いた。
守谷さんは、『虫に食べられない元気な野菜をつくるには、元気な土をつくること』をテーマに、家の光協会が発行する家庭菜園専門誌「やさい畑」を教材に土づくりのポイントを説明した。
土に一度に大量の有機物を投入すると腐敗する。化成肥料ばかりだと菌が単純化して働きが衰える。「土も人間と同じで菌の力を高める『発酵型』の土づくりが注目されている」とし、雑草や野菜くずを活用した手づくり
有機堆肥のつくり方を紹介した。
参加者は「今回は土づくりについてだったが、種まきや苗の定植方法、病気についてなど定期的に開いてほしい」と継続開催に期待した。