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JA上伊那南部育苗センターで温湯消毒作業 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Mar 28, 2021 3:00:00 PM

飯島町にあるJA上伊那南部育苗センターで3月23日、職員ら5人が播種に使う種籾の温湯消毒作業を行った。
温湯消毒とは種籾を60℃の湯に10分間つけて冷水で5分冷やす作業。農薬を使わなくて済むため、環境にやさしい。また、「ばか苗病」や「いもち病」の防除が期待できるなどのメリットがある。
この日消毒された種籾は生産者配布用とセンター使用分に分けられ、生産者用は脱水機にかけ、水分15%以下を維持して乾燥保存。センター用は積算温度が100℃を超えるまで浸水させ、催芽室で1日催芽を促したのち、播種作業に入る。
同センターの責任者を務める片桐英俊さんは「農家の皆さんへいい苗を届けられるよう、これからも細心の注意を払い、作業していく」と決意した。
同JA全体では管内にある中部・北部の育苗センターも合わせて、121tの温湯消毒作業を見込んでいる。