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農業担い手の育成 2021年度帰農塾開校式 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Mar 8, 2021 3:00:00 PM

地域農業の担い手を育成支援することを目的とした「帰農塾」は、8日飯田市大手町の長野県飯田合同庁舎で2021年度の開講式を開き、受講生29人が参加した。
帰農塾は、定年後に出荷を目的とした就農を目指す人を対象に、長野県南信州農業農村支援センターとJAみなみ信州が主催し、今年15年目の取り組み。同センターによると、これまでにおよそ650人が受講し、JAや直売所への出荷に日々励んでいるという。
同塾はこれまで定年後の農業経営に活用してもらおうと年齢制限を設けていたが、今年度からはより多くの人が帰農塾を受講できるように年齢不問とした。
同塾では農薬や土づくり、農業機械、農業経営を学ぶ基礎講座のほか、りんご・柿・きゅうり・トマト・アスパラガス・花のコースを設け、同JA営農技術員や同センター職員を講師に、各コース年間5回程度のカリキュラムを計画する。21年度は現在36人(昨年24人)の受講申し込みがあり、その多くの人が複数の品目コースを選択している。
開講式であいさつにたった同JAの塩澤昇営農部長は「天候に左右されやすい農業はなかなか計画通りには進みません。帰農塾で基礎をしっかり学び、知識や経験を積んでほしい。1人ひとりが地域を牽引する農業者になってください」と話した。
開講式後には、基礎講座「農薬の適正使用について」の講義があった。