県内JAの話題

ジュース用トマト播種始まる 20万本配布予定 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Mar 15, 2021 3:00:00 PM

JAあづみは15日、安曇野市堀金の烏川育苗センターで主要品目のひとつであるジュース用トマトの播種(はしゅ)作業を行った。作業は3月下旬までに合計4回行う。2021年度は5月上旬までに注文のあった60戸の生産者に仮植苗14万本、定植苗6万本を配苗する予定だ。
県内有数のジュース用トマト産地である同JAの2021年度販売計画は昨年比約740万円増の1億2,210万円、出荷計画は同約20トン増の2,442トン。近年、消費者の健康志向から国産トマトジュースの需要が高まり、取引先からは出荷量の増量を要望されている。
作業初日となったこの日はJA営農指導員や烏川体験農場の会員ら9人が野菜播種機を使って育苗トレーに土をいれてならし、一粒ずつ種をまいた。担当者が種の入っていない穴がないか確認しながら丁寧に作業を行った。種をまき終わった育苗トレーは気温28℃に保った出芽室で3日間ほど置いた後、10℃以下にならないよう温度管理されたハウスで20日ほど育苗し、4月中旬に仮植苗、5月上旬には定植苗をそれぞれ配苗する。
また、4月下旬には、本年度より栽培が本格化する機械収穫用の苗約3.6万本の摘心作業を行う。
JA堀金地域営農センターの手塚富康営農指導員は「高品質で反収がとれる丈夫な苗に育つよう、温度管理や水くれを丁寧に行いたい」と意気込んだ。