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あんず開花宣言 平年よりも11日早く | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Mar 22, 2021 3:00:00 PM

JAグリーン長野は3月22日、「あんず」の開花を宣言した。JA営農技術員が長野市松代町東条地区の開花調査に回り、開花の基準となる定点木で、宣言の基準となる2輪の開花を確認。昨年に比べ2日遅く、平年に比べて11日早い宣言だ。
3月23日には早朝の温度が氷点下まで冷え込んだことも踏まえ、JAでは営農技術員と販売課担当が定点木など現地を調査。開花している花の雌しべの状態を確認し、結実量に影響のない最小限の被害にとどまっていることを確認した。今後の最高気温が高めに推移すること予報されていることから、JAでは、週末27日・28日頃に満開となることを見込んでいる。JAでは、開花直前の消毒作業を促すほか、凍霜害・低温に備え、凍霜害対策本部を設置し、温度観測により対策を呼び掛ける。また、最高気温が高い日は、訪花昆虫も多く、受粉しやすい環境ではあるが、開花が早いために凍霜害も懸念されることから、状況に応じて人工受粉も行いながら、結実確保も徹底したい考え。販売担当は「まずはよい実がなるように凍霜害対策や適正な着果管理を行っていただき、あんずを心待ちにしているお客様にお届けできるよう努めたい」と話している。