県内JAの話題

リンゴ農家古幡さん、品質高めてブランド守る | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Feb 16, 2021 3:00:00 PM

農業と観光業が盛んな山ノ内町。湯田中渋温泉郷からほど近い同町佐野地区でリンゴを栽培する古幡勝之さん(39)は、今年で就農3年目を迎える。古幡さんのリンゴ園地は標高700メートルに位置し、昼夜の気温差が大きく、斜面で日当たりが良いため、甘くて色づきが良いリンゴができる環境で生産している。冬期は剪定作業を行っている。
就農前は事務職で、農業経験がほぼ無かった古幡さんは、長野県農業大学校で一年間、果樹栽培の基礎を学び、農業を営んでいた両親のもとで就農した。「サンふじ」を中心に「つがる」「シナノスイート」など6品種を1ヘクタール栽培している。「地元の先輩農家も多いので、技術的なことを聞いて学んでいる」と話す。JAながの青年部に所属し、若手農家仲間と切磋琢磨して生産に励んでいる。
こだわりは、量より質。「生産規模を拡大するより、品質を高める」という父の方針を受け継ぎ、「志賀高原ブランドの信頼を落とさないように、しっかりとしたリンゴを作りたい」と意欲を高めている。
学生の頃から野球を続けている古幡さんは、現在、軟式野球チームに所属しプレーしているほか、地元小学校の野球クラブのコーチを務めている。農作業の合間のリフレッシュにもなっている。