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住みやすい地域をみんなで作りたい 女性部シトラスリボンを職員へ贈呈 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Feb 16, 2021 3:00:00 PM

JAみなみ信州女性部は、新型コロナウイルスの感染者や医療従事者への差別や偏見をなくす運動「シトラスリボンプロジェクト」に賛同し、活動に取り組んでいる。
飯田市の同部伊賀良支部は17日、JA職員へ運動に協力してもらおうと、手作りのリボンを同JA伊賀良支所職員46人に贈った。
片桐貴代子支部長は「長期におよぶ自粛期間は大変ですが、思いやりの溢れる地域になれたらうれしい。地域を歩きお客様と接する機会が多い職員の皆さんにも身に着けてもらうことで、差別や偏見をなくす社会づくりを発信してもらいたい」とリボンを手渡した。
同支部は新型コロナの影響を受ける地域の中で、女性部として何かできることはないかと検討し、12月に本会で行ったシトラスリボン講習会をきっかけに、支部でも取り組もうと計画した。
この日、JA伊賀良支所職員全46人にリボンを手渡そうと支部役員や支部理事、エプロンサポーター10人が集まりおよそ1時間かけ46のリボンを作り、プロジェクト趣旨が載った台紙に付けた。台紙の白紙部分には「~助け合う 心が皆の 笑顔よぶ~ コロナに負けずにみんなで乗り切ろう!」とメッセージも添え、リボンに込めた思いも添えた。
同支所の今牧信稔支所長は「皆さんの思いも職員と共有し、身に着け地域の方にも発信していきます。女性部の大きな活動も自粛が続いていますが、無理のないところで進めてもらい元気に過ごしてもらいたい」とあいさつした。
同プロジェクトは、コロナ禍で生まれた差別や偏見をなくし、住みやすい社会を目指して愛媛県内の有志が始めた。愛媛特産の柑橘にちなみ、シトラス色のリボンや専用のロゴを身に着けて「ただいま」「おかえり」の気持ちを表す活動だ。リボンやロゴで表現する三つの輪は「地域」「家族」「職場(学校)」を意味する。
同支部では、今月58人いる部員全員へも役員らが制作したリボンを贈った。
片桐支部長は「みんなの思いを一つにしたい。家族にも広げてもらい、安心できる住みやすい地域をみんなと協力して作っていきたい」と話した。
同JA女性部は12月と1月に支部役員らに向け、飯田特産の水引を使ったシトラスリボンづくり講習会を行い、各支部でプロジェクトの取り組みを進めている。