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地域の農業振興に一声 現場の声活かして | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Feb 15, 2021 3:00:00 PM

JAあづみ青壮年部・女性部は2月12日、安曇野市豊科の市役所で「安曇野市との懇談会」を開いた。JAあづみ青壮年部員や女性部員、宮澤宗弘市長、行政関係者ら約30人が参加。
JAあづみ青壮年部・女性部を代表して二村邦寛部長は「現在の農業を取り巻く環境は既存の問題に加え、新型コロナウイルス感染拡大により需要の減少による販路の縮小や価格の低迷など新たな問題が発生している。問題や課題を共有し、安曇野地域の農業振興が更に図られるよう活発な懇談会にしていきたい」と挨拶した。
同会は農業を取り巻く環境が激変する中で、地域農業を担っている農業者や女性が日頃の生産現場で感じている問題点や課題等を行政と議論し、地域農業の発展や振興に繋げていくことが目的。
明確な回答を得るため「農業人材バンク制度」や「コロナ禍において働き口の提供体制」、「安曇野ブランドとして加工品の特産品がないので作って欲しい」、「人材派遣に伴い運用細則として最低限の取り決めを作れないか」、「有害鳥獣対策」など事前に約10個の質問や意見を市に提出していた。宮澤市長は質問や意見に対し真摯に回答するなど、地域の農業振興に対する考えや協力していく姿勢を示した
安曇野市農林部農政課は「この懇談会が地域の農業振興ならびに地域の発展に繋がることを期待している。これからもJAと連携を深め、継続して行っていきたい」と話した。