JAグリーン長野農業機械センターでは、新型コロナウイルス感染拡大防止で中止となった大規模展示会に代え、農業機械相談会を各地区センターで開催している。長野市真島の更北農業機械センターでは、農閑期となる冬期に合わせ、1月18日から22日まで水稲関連機械(トラクター・田植機・バインダー等)、26日から29日までは果樹関連機械(スピードスプレーヤー・高所作業車・乗用モア等)など約70台を展示し、センターで相談会を開催。センターでは4年ぶりの個別相談会となった。期間中、30代から80代まで男性の生産者中心に約100人が訪れ、センター職員が機械の特徴や管理のポイントなどを説明。要望に応じ、20人以上の商談に応じた。特に今回は、電動バサミなど小型電動型の機械に注目が集まり、乗用モアなど最新式の大型の機械も含め、成約につながった。轟貴之センター長は、個別相談会開催に手ごたえをつかむとともに、「予想以上に組合員・生産者さんの"大規模な展示会開催"への要望が強く、必要性を再認識した」と話す。JAでは、農繁期にかかる3月に合わせてJA独自の展示会を企画したが、昨今の情勢に応じて中止を決定。今後、コロナの感染状況に応じ、センターごとの相談会なども検討していきたい考えだ。