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子どもたちに花を通じて情操教育、地元の小学校へアルストロメリア花束贈る | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jan 21, 2021 3:00:00 PM

JA上伊那と同JA花き部会、該当行政は、管内小学校23校へアルストロメリアの花束を贈った。
同部会では、2014年度から「花育」に取り組んでいる。花育は、子どもたちが実際に花や緑に親しむ機会を通して、優しさや美しさを感じる心の豊さを育み、地元上伊那が花卉生産の盛んな地域であることを知ってもらおうと始まった。毎年5月から6月にかけて児童に花束を贈るほか、花卉生産者が講師となり、管内で生産されている花の種類や栽培方法、出荷するまでの流れなどを児童に伝える「花育授業」を行っている。伊那市内の小学校15校で始まり各行政の協力を得て実施校が広がった
2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、花育授業を延期。管内の新規感染者発生状況を見ながら実施の時期や方法を模索してきたが、今だ収束の見込みが立たない状況を受け、生産者による授業は中止とした。しかし、直接児童に伝えることはできなくても、少しでも花に触れる機会を提供したいとの思いから、伊那市、辰野町、飯島町、宮田村の小学校23校へ花束を贈ることを決めた。
1月21日には、飯島町の飯島小学校と七久保小学校へ同JAの下島芳幸理事と成澤晃明飯島支所長が花束を届けた。
下島理事は「小さい頃から子どもたちに花を愛してもらい、大人になっても花を身近に感じて生活してほしい」と花育の目的を説明。
飯島小学校の牧内優幸校長は「地元の生産者には給食用野菜の提供や、リンゴ狩り体験など、子どもたちが農業に触れる機会をたくさんいただいている。今年はコロナ禍で花育授業ができなかったが、毎年子どもたちも生産者から話を聞くことを楽しみにしている。来年度は授業ができるよう期待している」と話した。