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農業の発展 ダルマに込めて | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jan 7, 2021 3:00:00 PM

JAグリーン長野は、長野市篠ノ井のグリーンパレスで1月8日、「令和3年流通センター・共選所ダルマ入瞳式」を開いた。2021年度の生産販売高60億円の達成と五穀豊穣祈願が目的。新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、出席者人数を昨年より半数以下に減らし、懇親会は中止するなど、規模を縮小し、生産者・生産部会代表、JA役職員ら48人が出席した。
式では、神農佳人組合長と、生産部会代表の3人が昨年の状況と新年の抱負についてあいさつ。神農組合長は「昨年は生産者・部会員・地域のみなさんを中心に台風19号復旧復興へ、苗木を植えるなど未来に希望の持てる活動をしていただいた。このなか、コロナウイルス、台風による品質的・収量的な影響で、期待以上には生産販売高が伸びなかったが、ブドウが合併以来初めて10億円を越える素晴らしい成績を残していただいた。」と感謝を伝えるとともに、「コロナの事態が好転することは難しいが、ダメだと考えるのではなく、どのようにやっていけば生産者のみなさんのためになるのかを考え、情勢に応じ判断していきたい」と話し、さらなる協力を求めた。小山英壽果実専門委員長は、「台風19号による非常に厳しい影響を覚悟していたが、生産者・JAの努力により、最低限の数字は確保できた。生産者も非常に苦しい年だったが、生産者からは"もっと頑張る"と言った声も聞かれている。今まで以上に部会・JAが一体となり一層のご理解とご努力をお願い、令和3年を乗り切っていきたい」と話した。山崎圭次きのこ専門委員長は、「我々農業者は過去を振り返るのではなく、前を見てこの厳しい中を知恵と力を出すことによって、必ずや12月には経営にプラスとなって跳ね返ってくる。我々はより安全なものを作ることが使命であり、安心を高めることがグリーンのブランドをつくる過程。それぞれの生産過程で汗と力を出すことによって、農業経営が高まることを期待したい」と強く述べた。
挨拶後、JA役員、生産部会役員、流通センター・共選所役員、流通センター・共選所長の順でダルマ11体に入瞳し、農業経営発展を祈願。峯村哲夫野菜・花き専門委員長は、「果樹が多い産地だが、コロナのなかで、野菜があれば生き残れるとして、野菜栽培にも力を入れていく年にしたい」と願いを込めていた。