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日本一の産地を目指し良質苗生産、トルコギキョウ播種始まる | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Jan 6, 2021 3:00:00 PM

JA上伊那の花卉の重点品目である「トルコギキョウ」の播種作業が1月6日、伊那市東春近の農事組合法人いなアグリバレーで始まった。
初日のこの日は、組合員約30人が作業手順を確認しながら播種作業を行った。約500枚のトレイに土を入れてから専用の播種機で種をまき、育苗ハウスに並べた。25℃に設定されたハウスで1センチほどになるまで約2カ月育苗する。
播種作業は、5月中旬まで計12回行われ、3月中旬から7月下旬まで、管内約90戸の生産者へ苗を届ける。
今年は、上伊那オリジナル品種を中心に約400万本分の種をまく計画だ。育苗した苗は、管内だけでなく県内外の他産地へも供給される。
同JAでは、上伊那を日本一のトルコギキョウ産地にしようと、オリジナル品種の開発、生産農家の増加や作付面積の拡大に取り組んでいる。生産しやすく、比較的価格が安定していることから若手生産者が増えており、今年も4人が新規就農を予定している。
同法人の吉澤昭夫組合長は「良い苗を生産者へお届けすることが我々の使命。コロナ禍ではあるが、生産者1人1人の収益が上がるような苗を生産していきたい」と意気込んだ。