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今シーズンのりんごスタート「シナノリップ」出荷開始 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Aug 4, 2025 2:00:00 AM

JAみなみ信州は4日、松川町の同JA松川インター選果場で早生りんご「シナノリップ」の出荷を始めた。昨年より2日遅いスタート。シナノリップは同JAで共選するりんごのトップバッターで、早生種の中でも食味や着色が良いとして市場からの期待も高い。この日は飯田市、松川町、高森町、豊丘村から95コンテナ(1コンテナ約14kg)を受け入れ、選果員が一つひとつ丁寧に選果し県内、中京方面の市場へ出荷した。
同JA営農部によると今年は発芽期は昨年より5日ほど早く進んだが、その後の低温傾向により満開期では2~3日遅い生育となった。一部園地では高温により色付きに若干の遅れや果皮の日焼けが見られるものの、雨が少なかったことで糖度が高く爽やかな食味に仕上がっている。着果量はしっかりと確保できており、今年度シナノリップの出荷を約32トン(前年比99.8%)と見込み、26日頃まで中京をメインに県内、関西の市場へ出荷していく。
同JA営農部果実柿課りんごチーフの今井悠哉技術員は「生産者が冬場から大切に管理してきたりんごが収穫時期を迎え、いよいよりんごのシーズンが始まった。夏のりんごの爽やかさを感じてもらい、早生種のメイン品種サンつがるへとバトンをつないでいきたい」と話した。
同JAのりんごリレーは8月16日頃に早生の主力「サンつがる」の出荷を予定。その後も品種を変え出荷リレーが続き、11月上旬にはりんごの主力「サンふじ」へと続いていく。