安曇野市穂高牧特産の伝統野菜「牧大根」や、赤カブを原料にした漬物「安曇野うんめえ漬け」が12月18日に発売される。
同市の安曇野スイス村ハイジの里やファミリーマートJAあづみ烏川店に並び、約1ヵ月で完売するほどの人気商品。しょうゆ漬けと赤カブの甘酢漬けを先行販売し、来年1月下旬~2月上旬にぬか漬け、かす漬けを販売する予定だ。
JAあづみ女性部西穂高支部の「牧大根プロジェクト」による漬物の袋詰め作業が15日、同市穂高のJA西穂高支所の加工所で始まった。
「うんめえ漬け」は、ほどよいかみ応えが特徴の塩分を抑えた漬物で、牧大根のぬか漬け、しょうゆ漬け、かす漬けと、赤カブの甘酢漬けの4種類がある。
袋詰めの作業は漬かるのが早い、しょうゆ漬けと甘酢漬けから始まる。プロジェクトのメンバー9人が11月下旬に漬け込んだ牧大根と赤カブをビニール袋に手際よく詰めた。
しょうゆ漬けは、規格外の牧大根を食べやすい大きさに刻み、薄口しょうゆ、するめ、昆布、ショウガ、砂糖、赤唐辛子と一緒に漬け込んだもの。
赤カブの甘酢漬けも同様に刻み、砂糖、酢、塩と一緒に漬け込むと、赤カブから鮮やかな赤色が出てくる。この日は合わせて400袋ほどを袋詰めした。
降籏房子代表は「今年は好天に恵まれ収穫量を確保出来た。お茶やご飯のお供として食べて欲しい」と話した。
しょうゆ漬け、甘酢漬けは共に450円(1袋200グラム)。同市の安曇野スイス村ハイジの里とファミリーマートJAあづみ烏川店で扱う。