JAながのちくま花卉共販部会と力石花卉部会は11月11日、千曲市の小川修一市長の初登庁にあわせて「トルコギキョウ品種試験栽培」の成果報告と試験栽培したトルコギキョウの花束を贈呈した。
トルコギキョウは長野県が生産量日本一の品目で、日持ちも良く、冠婚葬祭でも需要が高い。毎年多くの新品種が種苗メーカーから発表されている。品種の入れ替わりが早いため、いち早く現地での適用試験を行い、地域に合った新品種の導入を検討し生産の安定と拡大をめざしている。
今年は種苗メーカー6社の新たな36品種を、両部会で試作栽培した。今年の生育状況は夏場の高温により栽培環境が厳しかったが、今回の試験品種の中でも、需要に見合う花形で、草姿の整った品種も確認。次年度へ向けた品種構成に加える品種を確認した。
力石花卉部会の中曽根和幸部会長がこれらの試験栽培の成果を報告し、小川市長に花束を手渡した。
小川市長は「コロナ禍で切花の消費は非常に厳しい状況ですが、トルコギキョウの産地としてしっかり支援して、全国に発信できるように努めていきたい」と話した。