県内JAの話題

フレミズグループが栽培と食をトータルで食育授業 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Nov 18, 2020 3:00:00 PM

JAみなみ信州女性部喬木支部のフレッシュミズグループ「Spica(スピカ)」は、13日喬木第一小学校5年生を対象に、喬木村の同校近くの8アールの圃場で小麦の種蒔き体験を行った。
「自分が作った小麦でパンを作りたい」と7年前に遊休農地を活用し小麦栽培を始め、翌年には収穫した小麦を使い、同校6年生を対象にしたピザづくりの食育も開始し、現在も続けている。
食育を始めた当初から栽培と調理実習(農業と食)の一貫した食育授業がしたいと考えていたが、今年になって小学校近くの遊休農地を借りることができ同校からも快諾してもらったことから、初めてとなる5年生の食育授業を行った。
同グループメンバーの清水純子さんは「様々な食べ物で普段から口にすることの多い小麦を通して、子供たちが大人になる前に農業と食を考えることは大切なことだと思います。安全安心な農産物作りの大変さと収穫した時の喜び、食べたときの感動などから、喬木村やこの地域を誇りに感じてもらえたらうれしい」と話した。
この日は、同校5年2クラスの46人が参加し、あらかじめ耕された畑で播種機を使い児童は1人ずつ種を蒔く作業を体験した。
作業を体験した小笠原侑成さん(11)は「機械を使った種蒔きは簡単で楽しかった。チーズやトマトをたくさんのせたピザを作りたい」と話した。
5年1組担任の福澤俊幸教諭は「地域の方々に支えてもらい、つながりが持てることはありがたい。栽培と食をトータルで学べ、子供にとってまたとない良い機会になります」と話した。
今後、12月から2月に麦踏みを、6月に収穫を予定している。