JA上伊那飯島支所は11月14日、旧飯島果実選果場で事前予約方式による「地元農産物&6次化商品ドライブスルー販売会」を開いた。
飯島町では毎年JAの支所祭と町商工会の商工祭を同日に開き、町ぐるみのイベント「いいちゃん産業祭り」として地元農産物の販売などを行っている。今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止となったが、同支所ではコロナに負けず地元の生産者、住民に元気になってほしいとの思いから感染対策に配慮した農産物の販売方法を検討し、ドライブスルー販売会を企画した。
販売する商品は町内の生産者、商工業者を対象に出店者を募集し、リンゴや花、もち米などの農産物のほか、漬物やジュースなどの6次化商品など49品を用意。10月中旬から事前予約を開始し約200件の予約を受け付けた。
当日は、渋滞回避のため受付番号により来場時間を振り分けての対応。指定の時間に訪れた来場者が持参した予約受付表を確認しながら、職員が商品を車に積み込み、来場者は車から降りることなく商品を受け取った。
また、販売会終了後には、購入者の中から商品券などが当たる抽選会を実施。当選者には後日当選品を渡す。
成澤晃明飯島支所長は「町や商工会の協力もいただきスムーズに開催することができた。地元の農産物、6次化商品の販売により地域の生産者の支援につながれば」と話した。