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安全安心な「酪農家のおもてなし牛乳」使用商品へ認定証交付 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Nov 5, 2020 3:00:00 PM

JA上伊那酪農部会と伊那酪農業協同組合、南信酪農業協同組合でつくる上伊那地域酪農協議会は、地域の若手酪農家が企画、開発した「酪農家のおもてなし牛乳」を原料に使う商品に認定証を交付している。新たな販路拡大とブランド化、地域に根差した商品化を進め、上伊那を酪農地域として更に振興することが目的だ。
2019年2月に、3商品に初めて認定証を交付。今回、4番目の商品として伊那市山寺の菓子店増田屋製菓の「とらの巻」を認定。11月2日、伊那市のJA上伊那本所で認定証授与式を開いた。
式では、同協議会の下村篤会長(JA上伊那営農経済担当常務理事)が、店主の飯島秀昭さんに認定証を手渡し「認定証を飾って商品の拡販に努めていただき、酪農事業の発展や、牛乳の消費につなげてほしい」と期待。
飯島さんは「酪農家のおもてなし牛乳を使ってよりおいしいお菓子をつくることができた。このお菓子がより地域の皆様に愛され、喜んでいただけるように、これからも作っていきたい」と答えた。
とらの巻は、小麦粉を練った生地を焼いてあんこをくるんだ菓子で、生地におもてなし牛乳が使われている。おもてなし牛乳を使うことで生地がしっとりし、あんことの調和がよくなり、味わい深くなったという。今年の夏にパッケージもリニューアルし再発売した。価格は1個130円(税別)。
酪農家のおもてなし牛乳は2015年11月に誕生した商品で、生産者自らが作る安全安心な牧草で元気に育った乳牛の生乳を100%使用している。