県内JAの話題

JAから地域の活性化を目指す | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Nov 26, 2020 3:00:00 PM

JAみなみ信州上郷支所とJAパーク高松店は、21日は飯田市上郷の同店特設テントで、柏原産長芋ともち米の販売を行った。
長芋を生産する柏原野菜倶楽部と、もち米栽培する上黒田そば生産組合のメンバー、同JA職員およそ15人が店頭に立ち、販売開始を予定していた10時前から、目当ての商品を買い求める地域住民で賑わいを見せた。
同支所は毎年この時期に収穫祭を開催し多くの組合員、地域住民が楽しむイベントになっているが今年度は新型コロナのため自粛したが、それでも何かできないかと今回の販売を企画した。
同支所の櫛原稔支所長は「できないとやめてしまえば何も生まれない。この状況の中で何ができるかを探し工夫していくことで地域に貢献できる店舗を作っていきたい」と話した。
両グループが栽培する農産物は、毎年同支所が開催する収穫祭での販売には、長蛇の列ができるほど地域住民も楽しみにしているもの。
この日、売り切れを心配し早めに来たという同地区の小平不二子さんは「開店前の早い時間に来たつもりだったが、大勢の人がいてびっくりしました。おいしくて毎年楽しみにしているので、今年も購入できてよかった」と目当ての長芋やもち米を買い求めていた。
上黒田そば生産組合は地域の遊休農地解消を目的にもち米づくりを始め、5年目のグループ。同支所職員も田植えや稲刈り作業を手伝い、今年は50袋(1袋30kg)を収穫した。
同組合の玉本智徳組合長は「今年収穫祭はないと聞いていたので、待ってくれている方に販売する機会ができてうれしかった」と話した。
柏原野菜倶楽部はメンバー4人で遊休農地を利用し長芋づくりをはじめ今年で12年目のグループ。
今年もおよそ200本を育てた。
同倶楽部代表の北原政一さんは「メンバーも高齢になってきたができる限り頑張っていきたい。楽しみにしてくれる方が多くいることは励みになります」と話した。