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観察してきたリンゴの収穫迎える、小学校3年生リンゴ学習教室 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Nov 15, 2020 3:00:00 PM

JA上伊那南箕輪支所は11月10日と11日の両日、南箕輪小学校と南部小学校の3年生153人を対象にリンゴ学習教室を開いた。地域のリンゴ農家から年間を通じて栽培方法を学習することで、普段よく食べているリンゴの成長過程や農家の苦労・工夫を学ぶ目的で毎年、年4回開催している。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大により、1回少ない3回となった。
6月に第1回の教室がスタートし、2回にわたり大きさを測り、リンゴをスケッチ。成長過程を記録してきた。他にも自分のリンゴがわかるようにテープを枝に縛り付けたり、模様がつくように、赤くなる前に名前や絵などを書いたシールを貼るなど自分ならではのリンゴにしてきた。今回で最後の生育調査と収穫を迎える。
伊那市西箕輪の白鳥勲さんの農園には南箕輪小学校の64人が参加。白鳥さんは「小さい実から見てきたリンゴが収穫を迎えた。見て、食べて、おいしいと思ってもらいたい」とあいさつ。児童は自分のリンゴを見つけると、物の幅や厚みを測る定規「ノギス」で大きさを測り、きれいに色づいたリンゴをスケッチした。最後のスケッチを終えた児童は自分のリンゴを収穫。大きなリンゴを収穫した児童は「大きくなってくれて嬉しい」と笑顔で話した。
最後に児童は白鳥さん、同JAにお礼を込めて全員が大きな声で「ありがとうございました」とあいさつし、リンゴが無事収穫できた感謝を伝えた。
児童がまとめた記録は11月18日から11月27日まで同支所で行われる「活動展」に展示される。