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三郷小2年生 豆腐作りを体験 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Nov 25, 2020 3:00:00 PM

JAあづみは26日、安曇野市三郷小学校2年生の大豆「ナカセンナリ」を使った豆腐作り体験学習をサポートした。
JAあづみ女性部員7人が講師となり「ざる豆腐」を手作りした。この取り組みはJAの食育教育「あぐりスクールサポート事業」の一環。
大豆は児童が6月上旬に種を撒いたもの。JA職員や営農指導員らが2年生150人に大豆の撒き方や収穫までの管理方法などを指導し、畑の管理は児童や学校関係者がおこなった。児童らは水やり・草取り当番を決め毎日畑に向かい収穫までの間、丹精込めて育てた。
豆腐作りに使用した大豆は11月上旬に収穫したもの。児童は一晩水に浸しておいた大豆をミキサーで細かくし、鍋で煮て、こしぬので包み搾った。にがりを加えて固めた後、おたまで丁寧にざるに移し、水気を切って仕上げた。
出来上がった豆腐を食べた児童は「自分で育てて、作ったから家で食べる豆腐と違って美味しかった。味が濃くて、もっと食べたかった」と嬉しそうに話した。
担当教諭は「児童には、栽培過程で命の繋がりを感じてもらいたいと思った。そのため、収穫した大豆を一粒、一粒丁寧に数えたら植えた180粒が約2万2000粒になった。何百倍にも増えたことに、何か感じ取ってくれたら嬉しい」と話した。
JAあづみの行う「あぐりスクールサポート事業」は私たちの命を育む「食」の大切さと、その「食」を支える「農業」への理解を深め、地域の農家や先生とともに、子供たちに「食の教育」と「農の教育」の一連の取り組みを通じて「生きる」ことを伝える事が目的。
令和元年度は管内外の小中学校91学級3,247名の食農教育をサポートしている。