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「シナノゴールド」初出荷、品質統一し長期販売へ | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Oct 28, 2020 3:00:00 PM

JAあづみは20日、松本市梓川のJA果実南部選果所で「シナノゴールド」を初出荷した。
営農経済事業部果実課によると本年は昨年と比べ強風や突風による果皮の裂傷、スレ、日焼けなどが少なく糖度が高く仕上がった。一部地域では降雹があり打痕などが見られるものの全体的に品質がいいという。
この日までに集荷した約150トンのうち26トンを20人の選果人が果実の裂傷や日焼け、スレなどを確認し、選果機のセンサーで熟度や大きさを判定し3等級に分け箱詰めした。
選果員は「シナノゴールドの選果は他のリンゴに比べて難しい。果皮の色が黄色なので特に注意して見ないと日焼けなどを見逃してしまう。丁寧に選別し、多くの消費者に味わってもらいたい」と話した。
2600箱(1箱=10キロ)を主に首都圏や中京、関西など西日本や県内市場に向け出荷した。今年の出荷計画は約32,000箱(1箱=10キロ)を予定しており、約1億円の販売目指す。今後、贈答用など市場の需要に合わせ、10月から来年1月まで長期的に出荷する。
営農経済事業部果実課の中村洋一課長は「長期販売となる為厳正な選別により品質を保ち、市場の声を聞いて臨機応変に出荷したい」と意気込みを語った。