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営農支援システム導入、情報共有とデータ活用で高度化 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Oct 27, 2020 3:00:00 PM

JAながのは、組合員が行う営農活動の高度化と効率化をめざし、NTTデータの営農支援プラットフォーム「あい作」の運用を始めた。農家とJA双方が利用できるクラウドサービスで、営農情報の受発信、栽培記録の管理、営農相談などをパソコンやスマートフォン、タブレットから利用できる。
現在は、JA生産部会員を中心に100人余りが登録しているが、部会を通じて利用を呼びかけ普及を広めていく方針だ。
農家が入力した栽培情報を担当のJA営農技術員が把握することで、産地情報の「見える化」を実現。相談連絡機能により、双方のコミュニケーションも促進する。現在は、JAから技術指導や生育・販売状況、気象情報、国の支援金情報、農作業安全啓発などを農家に発信している。今後は、農家が記録する栽培計画や栽培履歴などの管理簿を電子化するために、栽培品目や品種、作型などの基本情報データの整備を進める。データの蓄積・共有・活用により生産技術向上と販売の強化につなげる。
農家は、ほ場にいながらスマートフォンで農薬使用基準確認や作業の記録もできる。また、記録した栽培情報は、用途に応じてほ場単位、カレンダー形式、地図形式で確認できる。JAは、タイムリーな産地栽培情報が確認できるほか、蓄積した産地情報データに基づく営農技術の改善や営農指導力の向上をはかる。