JAあづみは24、25日の両日、安曇野市豊科の大型農産物直売所「安曇野スイス村ハイジの里で「くだもの祭り」を開いた。今年で4回目の取り組み。
店頭には販売特設ブースを設け地元農家が生産したリンゴの「シナノゴールド」「シナノスイート」「ぐんま名月」や梨の「南水」、朝採れセルリーなど約7種類の農産物を販売。来場者は今年の農産物の出来具合や食味などに関してJA職員に質問する姿が多く見られた。
JA職員の熱心な商品説明や丁寧な接客により「シナノスイート」100箱(1箱=5キロ)が完売するなど好調な売れ行きとなった。
来場者は「職員の方に勧められてシナノスイートとシナノゴールドを買った。シナノスイートは甘味があるということなので食べ比べるのが楽しみ。いい買い物が出来た」と満足感を滲ませた。
店内では特に新鮮な安曇野産の朝採り大根の売れ行きが好調で、開始30分で補充するほどだった。
6月15日に開催されたオープン4周年祭にはほとんど見られなかった県外客や観光客の姿も見受けられ祭り期間中のレジ通過者は前年比940人増の3955人。売上高は前年比275万増の728万円だった。
レジに並ぶ来場者や商品補充頻度の多さから後藤祐輔店長は「好調な売れ行きで、安曇野産の農産物をしっかりPRできたと思う。りんご祭りに向けいい弾みになった」と手応えを話した。
11月上旬から安曇野産リンゴの代表格である「サンふじ」の出荷が始まり同店では14日、15日の両日「りんご祭り」の開催を予定しており、安曇野産農産物のさらなる消費拡大を図る。