JAながのは、昨年の台風19号災害から復旧した長野市大町の「ながのフルーツセンター」で10月20日、地域の組合員を対象に内覧会を開き90人が訪れた。リニューアルして9月から完全復旧した選果荷造り施設を披露した。
この日は、リンゴ「シナノスイート」「シナノゴールド」の選果・荷造り作業が行われ、フリートレー式選別設備、自動箱詰め装置、品質センサーなどのシステムを導入した最新式の選果システムを確認した。選別時の品質維持と作業の効率化、着色・糖度センサーの利用による付加価値を高めた販売が可能となり、生産者の期待が高まっている。11月からは主力品種の「サンふじ」の出荷が本格化する。
また、23日には長野市立朝陽小学校の3年生123人が社会見学の一環で同センターを訪れ、施設を見学した。4クラスごとに分かれ、4人の職員が案内した。
同センターの担う役割を説明し、選果機にリンゴが流れていくレーンから、選別、箱詰めのようすを見学した。児童たちは、選別基準や品質維持の工夫などを学んだ。