県内JAの話題

水稲種もみ初検査

作成者: いいJAん!信州|Oct 13, 2020 11:25:00 PM

JAグリーン長野は10月12日、長野市信更町の信田種子センターで、水稲種子(種もみ)の初検査・目合わせを行った。JA農産物検査員と種子センター職員、JA全農長野担当者が参加。調製後のもみをカルトンに移し、検査員が被害粒や異物混入の有無を目視で確認。粒揃いはよく見えるなかで、ねじれたり、細めの粒などを拾い出して、全体の重量を計測し、基準を満たすかを確認した。今年は7月の日照不足と8月の高温による種子の成長・充実への影響を懸念したが、検体は合格基準90%を満たし、検査員ら安堵。ただ、機械で調製しきれない被害粒の混入が懸念されることから、センター従業員も交えて、改めて選別・調製作業での注意点と今後の厳密な検査を申し合わせた。
同町の信田地区は、長野県内で有数の水稲種子を栽培する産地で、コンバインによる刈り取り作業は9月上旬から始まり、センターは10月9日に稼働し調製が始まった。調製・検査は日々行い、コシヒカリ、美山錦、ひとごこち、あきたこまちと続く。調製作業は12月中旬まで。調製量は約240トンを予定する。