JA塩尻市女性部(川上光子部長)は、今年度のJA女性塾「あぐりばぁば」の活動として短歌講座を行っている。
短歌は古くから親しまれており、塩尻市は多くの歌人が生まれ集った「短歌の里」でもあり、同JA広報誌にも毎月掲載している。今年は新型コロナウイルスの影響もあり、部員同士で集まる活動ができなかったため、全4回コースの通信講座を開いた。一人ひとり短歌の作品を提出し、講師に添削してもらい、短歌を身近に感じてもらえるようにと発案した。
10月15日には、短歌講座のメンバーと講師で交流会を開催した。部員11名が参加し、短歌講座を受講しての感想や作品への思いなどを発表し、仲間同士短歌を通じて交流を深めた。
講師を務めた塩尻短歌館指導員の藤森円さんは、「一人ひとりの思いが31文字に綴られていく。良い短歌がたくさんあり、素敵な歌人が生まれた」と笑顔で話した。
初めて短歌を作った部員は「短歌を作り始めて、日常の風景などを注意深く見るようになった」と話し、今後も活動の継続に期待していた。