JA佐久浅間は10月27日、佐久穂町高野町のJA佐久穂支所の起工式を建設予定地で開いた。佐々木勝町長やJA関係者、施工業者ら30人が出席。神事を行い、工事の安全を祈願した。
同JAの事業改革の一つで、同町内の佐久町、八千穂の2店の金融窓口を集約し、金融窓口機能の再構築で財務の健全化と経営安定を図る。佐久町店は建設から40年以上が経過し、老朽化や現在の耐震基準に沿った建物でないため、早期の建て替えが望まれていた。
新支所は、佐久穂町役場に隣接し、営農センターや資材店舗、農機センター、ガソリンスタンドと組合員の暮らしに関わる様々な施設が集まることでサービスの充実や利便性の向上が期待される。
同JAの浅沼博組合長は「事業改革の重要な役割を担っている事業拠点の再構築。令和2年3月にオープンした御代田支所に続き期待している。組合員や地域住民が気軽に立ち寄れ、農業と地域の活性化の拠点となる支所をつくりたい」と話している。
新支所は、鉄骨造平屋建て、延べ床面積574.54平方メートル、敷地面積1679.83平方メートル。相談室や会議室が配置され「利用したい身近なJAへ」をコンセプトに設計された。令和3年5月の完成を予定している。