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子供たちの成長も楽しみ 10年目の食育活動 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: いいJAん!信州|Oct 19, 2020 3:00:00 PM

JAみなみ信州女性部飯田支部の目的別グループ「さくらの会」は16日、飯田市宮ノ上の入舟幼稚園で、同園園児122人と隣接する畑で今年最後の食育事業となるサツマイモの収穫を行った。
この日、メンバー5人、JA青年部第一ブロック3人、保護者3人、JA職員2人は、サツマイモのつるを引っ張りやすい程度に刈り取り、サツマイモを掘り出しやすいようスコップでまわりを掘る作業を1時間ほど行い園児を迎えた。
園児らが畑に来ると、メンバーは事前に収穫した長くつるがついたままのサツマイモを掲げ、「みなさんが植えた小さかった苗が、こ~んなに大きく育ちました。今、サツマイモさんは土の中でみんなが掘り出してくれるのを待っています」と話した。
園児らは小さな手で懸命につるを引っ張り、サツマイモが出てくると「おっきい」「ちいさ~い」「ネズミさんみたい」などと歓声をあげた。
参加した保護者の布施谷美保子さんは、「これまでも、園の畑で取れた野菜を使って家で調理して出すと、うれしい様子でいつもより喜んで食べていた」と話した。
10年目の活動を終え、三村繁子代表は「子供たちは春から秋、年少から年中、年長と会うたびに成長している。それも楽しみの一つ。畑のおばちゃ~んと呼んでくれるのがうれしい。大きいお芋が出てきた時の喜んだ顔を見るのも楽しい。土に触れ、自分で植えたものを収穫する喜びも味わってほしい」と話した。
「さくらの会」が中心となって行う入舟幼稚園の食育事業は10年目の取り組みで、今年はじゃがいも、さつまいも、大根と計6回の食育活動を行った。
同JA上郷支所の小池洋司営農課長は「JAは食育事業に積極的に取り組んでいる。子供たちが自分で育て収穫する喜びを感じることができるよう、応援を続けたい」と話した。