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米作りを学ぶ 稲刈り体験 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Sep 14, 2020 3:00:00 PM
稲刈りを行う児童たち

安曇野市豊科の豊科東小学校5年生31人は15日、同校近隣にある増澤洋さん(76)の約6アールの田んぼで、稲刈りとはぜ掛けの作業を体験した。
ほとんどの児童が稲刈りは初めてで増澤さんや地元農家、JA理事、安曇野市農業委員会の職員らに刈り方を教わり、手刈りに挑戦した。
増澤さんによると「昔ながらの方法で、30センチ間隔に稲を植えたが1株ごとの伸びがいい。大きく育ち刈り応えがあるのではないか」という。
「ザクツ」「ザクツ」と耳に心地よい音を立て順調に刈り取り作業を行う児童も、鎌が稲に引っ掛かり苦労しながら作業する児童も楽しんで作業を行った。刈り取った稲を紐で縛りはぜに掛ける作業も行った。
体験した児童は「初めてだったけど、楽しかった。一回で刈れた時の音が快感でおばあちゃんの田んぼでやるのが楽しみ」と話した。
児童の保護者は「行事を中止することは簡単だが、このような状況下で臨機応変に対応し実行に移してくださった学校関係者の皆様に本当に感謝したいと思います」と話した。
米作り体験は40年以上続く伝統行事。児童は、春に増澤さんのハウスで苗作りを学び、5月中旬に手で苗を植えた後、夏休みも交代で水管理や雑草を取り除くなど作業を分担しながら成長を観察する。
はぜ掛けした稲は1週間ほど乾燥させ、機械での脱穀作業も体験する。収穫した米はおにぎりや豚汁にして食べる予定だ。