川上村立川上第一小学校では、食農教育の一環として同村の特産物となるレタスの栽培、苗植えから収穫までの管理を児童が行う。JA長野八ヶ岳川上支所は、児童を支援しながら、レタスを取引先である広島県のスーパー「フレスタ」へ出荷し、毎年恒例となっている「小学生レタス」として販売される。
9月11日には、3年生児童17人で7月下旬に定植したレタスの出荷を行った。作業を始める前に、レタス生産者の保護者が収穫や箱詰め方法など説明を受けてから手際よく収穫作業を進めた。今年は7月の長雨や8月の高温干ばつ、雹害の影響により生育が不安定の中、コンテナで約40ケースのレタスを収穫した。体験した児童は「レタスを切るのが大変だったけど楽しかった」、「みんなで協力して収穫できた」と笑顔で話した。
JAの担当職員は「今年は安定しない天候状況で生育が心配されたが無事出荷できてよかった。毎年児童にも積極的に取り組んでもらっていて、スーパー側も大切にしている企画となっているので今後も続けていきたい」と取り組みについて振り返った。