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秋の彼岸需要に応える 小菊出荷目ぞろい会開催 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Sep 7, 2020 3:00:00 PM
規格を確認する生産者ら

JAあづみ菊部会は7日、安曇野市堀金のJAそ菜特産流通センターで、秋の彼岸向け小菊の出荷目ぞろい会を開いた。
部会員やJA職員ら約10人が参加し、販売情勢や出荷規格、切り前、選花、等級などを確認した。今年は梅雨明け後の降雨がほとんどなく高温が続き、例年よりも草丈が短く、花咲きが早いという。
出荷する小菊は、病害虫の有無、曲がりの程度、ボリューム、切り前の状態などから3等級に選別する。生産者によって選別された小菊は、9月中旬を出荷ピークに県内市場やするが、金沢、九州などの市場に約6万本を出荷する予定だ。
営農経済事業部農産課によると市場からは新型コロナウイルスの影響でお墓参りなどを自粛する消費者が多いとの予測から、お彼岸には需要も高まり積極的な出荷を要請されているという。
同部会の太田明久部会長は「市場からの信頼を損なわないよう選別の均一化を図り、より多く出荷できるよう準備したい」と意気込んだ。
営農経済事業部農産課の小山幸亮指導員は「水揚げが最も重要。切り花後最低でも2-3時間の水揚げを行い、品質を保って欲しい」と話した。
また、咲き過ぎなど規格外の小菊は、12日から行われる直売共選に出荷するよう呼びかけた。管内の直売所や「安曇野スイス村ハイジの里」などに約3000束を出荷する予定。