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旬の味覚 小ブナ水揚げ | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Sep 6, 2020 3:00:00 PM
いけすから小ブナの水揚げをする臼田さん(右)

JA佐久浅間さく南部営農センターで小ブナの出荷が始まっている。佐久地域の小ブナは身が締まり、食味が良いのが特徴で甘露煮などにして食べられ、秋の食卓を彩る。
小ブナは、JA佐久平ふな部会の会員が5月下旬から約3カ月かけて水田で飼育。水の流れをさかのぼる習性を利用し、水を抜いた水田からせきに集めて水揚げする。水揚げ後、いけすに放し泥を吐かせてJAに出荷。集荷した小ブナは再びいけすで泥を吐かせ、最盛期には午前2時からJA職員が出荷作業を開始。鮮度を保つため、水と酸素を入れたビニール袋に詰めて生きたまま出荷する。
同センターは直売や地元スーパーなどに出荷するほか、9月9日には佐久市内の学校給食向けに約110キロを提供する。
約10年前から小ブナを飼育する佐久市桜井の臼田和好さん(71)は「小ブナは無駄の無い魚。おかずやお酒のおつまみとして、旬の味覚を楽しんでもらいたい」と話している。