職員一人ひとりの能力の向上・開発を図り、必要とされるJA職員の育成を目的に、JA佐久浅間は中核人材研修会を毎年開いている。JAでは昨年から取り組む3カ年プラス2カ年計画に研修会の実施具体策や数値目標、行動計画を盛り込むなど、人材養成の取り組みに力を入れる。
今年は各部署の20代から30代の職員9人が参加。JA長野中央会から講師を招き、9月から来年2月まで月1回、全6回の日程で開催する。最終講義では研修の成果を修了レポートにまとめ、常勤役員らにプレゼンテーションする。最優秀レポートに選出された職員は、次年度の同中央会主催の中核人材養成研修会の受講生に推薦する。
9月16日に佐久市のJA本所で開いた第1回の講義では、浅沼博組合長が「世界の経済成長が落ち込む中、食糧生産の重要性が注目されている。地域の農業を守るJA職員の一人として、自由な発想力で自己改革を達成してほしい」とあいさつ。中央会JA支援部の越則章次長が、チームビルディングについて講義し、グループ討議や全体討議を通じて自ら考えて発言し、行動することの意義を理解することなどを説明した。
コンプライアンス統括室リスク統括課の児玉祥子さんは「研修で考え方を学びスキルを高め、JAそして組合員の未来を考えられる職員を目指したい」と話している。