JAみなみ信州女性部飯田支部の目的別グループ「さくらの会」は4日、飯田市宮ノ上の入舟幼稚園で、同園年長園児45人と隣接する畑で大根の種の植え付けを行った。
同グループメンバー5人、JA青年部第一ブロック4人、JA職員1人が参加した
「さくらの会」が中心となって行う入舟幼稚園の食育事業は10年目の取り組みで、年間を通して同園の野菜作りを行っている。
JA青年部やJA職員も協力して行う食育事業で、交流の場にもなっている。
さくらの会の三村繁子代表から「大根の種を入れたら、上から土のお布団を優しくかけてあげて下さい。秋には白い大根ができるので楽しみにしてね」と説明を受けた園児は、空けられたマルチの穴に「大きくなあれ、大きくなあれ」と言いながら、小さな手で丁寧に種を入れ、優しく土を被せた。
三村繁子代表は「もうすぐ6月に植えたサツマイモの収穫もできます。子供達には自分で育てた野菜を食べることで、野菜を好きになってもらいたい。今年は新型コロナの影響で一緒に食べたりできないが、園の給食で食べたり、家へ持ち帰った野菜でお母さんが子供の喜ぶ料理を作ってくれるはず」と話した。
同JA営農部農産課の塚平涼主任は「JAでは材料の用意、マルチ張りなど下準備でも協力していて、この取り組みはJA女性部とJA青年部、JA職員など地域みんなで支える食育事業です。小さいうちから土に触れ食に興味も持ってもらう食育事業は大切なことなので、積極的に関わっていきたい」と話した。