JA佐久浅間は本格的な米の収穫を前に8月20日と21日、管内4会場で籾摺調製技術者講習会を開き約200人が参加した。講習会では、長野米の自主統一規格や乾燥調製技術などを学んだ。
21日、佐久穂町のJA佐久町店で開いた講習会には約30人が参加。JA担当者が米穀情勢や長野米自主統一規格や仕分検査について説明したほか、佐久農業農村支援センターの小浜由彦普及指導員が、適期収穫と乾燥調製技術について説明した。「佐久地域は冷涼なので、刈り遅れても胴割れしないと言われていたのは過去のこと。今年は胴割れしやすい気候なので適期収穫を徹底してほしい」と呼び掛けた。佐久地域では20年前と比べて平均気温が1℃以上、上昇している。
佐久農業農村支援センターの8月1日時点の予測によると、標高700メートルで5月20日に田植えをしたコシヒカリの成熟期は、9月26日を目安とし、刈取り適期は、9月21日から10月1日としているが、高温傾向だと早まる見込みだ。JA管内では、5月から6月は高温のため生育が進み、7月の長雨で遅れ、8月には平年並みに生育している。
同JAでは今年度、15万5000俵(1俵60キロ)の集荷を予定している。