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シナノリップ3年目、増産・高品質で産地構築 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Aug 5, 2020 3:00:00 PM
8月6日、須高フルーツセンターで行われたシナノリップの選果作業

JAながので8月6日から、2018年にデビューした県オリジナル品種の夏リンゴ「シナノリップ」の出荷が始まった。初日は須坂市小島の須高フルーツセンターと長野市若槻東条の丸長荷造所で合計200ケース(1ケース=10キロ)を出荷。今年は、JA全体で前年比200%の7000ケース(同)を計画している。昨年より5日早い出荷開始で、ピークは8月20日頃を見込んでいる。
「シナノリップ」は果汁が多く、みずみずしい味わいが特徴だ。早生種の「つがる」より5~10日ほど早く収穫できる。JAでは、これまで「シナノリップ」の早期産地化に向け苗木の導入や栽培指導に積極的に取り組んできた。
出荷前には各共選所で、目ぞろえ会が開かれている。生産者が参加し、出荷規格や適期収穫について留意点などを確認している。
目ぞろえ会でJAの担当職員は「適期にこまめに収穫を行う品種。果皮色の着色状況など、収穫期をしっかり見極めて」と、適熟果の収穫を呼び掛けた。高品質を維持し、産地を築き上げていく。