JAながのは地域貢献活動として、長野県やNPOなどを通じて管内のこども食堂の運営団体へ地元農産物などを贈っている。子育て支援や地産地消の活動を、農業を通じて支え、農業と食の大切さを子どもたちに伝えている。
芹田支所、古牧支所、安茂里支所は、栽培したタマネギをこども食堂へ寄付する活動をしている。職員がタマネギ苗の植え付けから収穫を行い、7月15日、管内のこども食堂18団体へタマネギ約680キロを寄付した。
JAの農業関連子会社「ながの農花」では、出荷できない規格外品のキャベツやトウモロコシ、ブロッコリー、ミニトマトなどの野菜を贈っている。今年は2トンの野菜を寄付する計画をしている。
また、女性部ではこども食堂に食品を贈るため、部員が米や缶詰、レトルト食品などを持ち寄って寄付するフードドライブの取り組みに加え、夏休み中の子どもの食事支援として、県を通じて食品を各家庭に贈る活動もしている。
2017年からは県と連携し「JAながのこどもみらい基金」を設立し、地産地消や食農教育の観点から、JA農産物直売所などで購入した地元農産物などの食材費を支援している。現在の支援先は、こども食堂を運営する24団体。
JAでは、こども食堂の支援の輪が年々広がりを見せている。