JA木曽女性部は7月22日、女性部活動の中で今年4月から取り組んできた手作りマスク150枚を木曽郡上松町の児童養護施設・木曽ねざめ学園へ寄贈した。
同女性部の田上仁美部長が同施設を訪問し、宮木昭彦園長にマスクを手渡した。宮木園長は「不織布のマスクは暑くて大変なので布のマスクは通学に使える。また子どもは無くしてしまうことがあるのでたいへんありがたい」と感謝を述べた。
同女性部は、新型コロナウイルス感染拡大で活動自粛が続く中、地域に役立てる取り組みをと、マスクを製作してきた。さらし生地で作られたマスクは夏の暑い時も爽やかに使えるとして評判も良く、児童生徒通学の際に使用してもらおうと、同施設への寄贈を計画した。田上部長は「この施設が木曽郡内外からの様々な事情の子どもたちの生活を支援していくことは重要なことで、今後もマスクの提供で協力できるのならば、次回も実施したい」と話した。
同学園は、虐待や家庭の都合等で保護者と生活できない2歳から18才までの子どもたちが職員と共に生活する施設で、現在29名が入所している。建物の老朽化により来年4月に隣地への移転新築が決定しているが、子どもたちが使う勉強机等の家具・家電の準備に苦慮しており、現在クラウドファンディングによる寄付を実施している(寄付募集は8月31日まで)。問い合わせは木曽ねざめ学園、(電)0264(52)2313