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待ち遠しかったじゃがいもの収穫 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Jul 15, 2020 3:00:00 PM
夢中でじゃがいもを掘る園児

JAみなみ信州川路事業所は16日、飯田市川路保育園全園児37人と同園近くのおよそ10アールの圃場で、4月に植えたじゃがいも「男爵」「メークイン」を収穫した。
この取り組みは同JAが食育教育の一環として、園児に農業の楽しさや収穫の喜びを知ってもらおうと10年前から行っている。
この日は同JA職員4人と地元農家2人が指導に入った。
作業前、JA営農部の牧嶋真知子主任が「長細くできるお芋は?」とたずねると園児は「メークイン!」とすぐ答え、「まあるくできるお芋は?」と聞くと「だんしゃく~!」と元気よく答え、食農教育を通して園児が沢山のことを学んでいる様子が伺えた。
作業に入ると園児は、小さな手で懸命にじゃがいもを掘り出し、「取れたよ!」「おっきい~!」と誇らしげに掲げ、次々と芋を掘り出した。
同園の秋山真生子園長は「子供たちは収穫をずっと楽しみにしていました。雨が続き畑の様子を見に来られず心配でしたが、しっかり採れました。地域とJAが子供たちを大事に思ってくれ続いているこの取り組みは川路地区だからこそと感謝しています。自分で植えて収穫したものを食べることで多くのことが学べると思います」と話した。
同事業所の宮崎俊翁事業所長は「今年は雨が続き収穫できるか心配でしたが、予想していたよりたくさん採れて安心した。子供たちが楽しく作業していてうれしかった」と話した。
収穫したじゃがいもは園児が家庭に持ち帰るほか、給食などで使用していく予定。