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果実冷蔵施設竣工、被災共選所から場所移し新設 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Jul 14, 2020 3:00:00 PM
7月14日、竣工式を開いた新たな果実冷蔵施設

JAながのは中野市豊津に新たな果実冷蔵施設と事務所を建設し、7月14日、竣工式を開いた。JAの役職員や組合員の代表者、建設業者ら22人が参列。施設を披露し、完成を祝った。15日夕方から荷受けし、16日から稼働する。
同市上今井のみゆき果実共選所が昨年10月の台風19号災害により浸水被害を受け、選果機や冷蔵庫などが稼働不能となったため、場所を移して新たな施設を建設した。
果実の集荷所に隣接する冷蔵庫棟は、床面積195平方メートルで、冷蔵庫内は95平方メートル。ドライブスルーで荷下ろしが出来る下屋を備えている。事務所棟の床面積は52平方メートル。
浸水被害の影響で選果機が稼働不能となったため、被災後からは大型選果機を備える飯綱町のいいづなフルーツセンターと連携し、リンゴやモモの選果対応をしており、今後も継続する。生産者がパック詰めして持ち込むスモモ、ブルーベリーなどの果実は、新設した冷蔵庫で鮮度を保ち出荷する。
JAの荻原育夫みゆき地区担当理事は「被災施設や農地の復旧に協力いただいた生産者やボランティア、新施設の建設関係者などの皆さんに感謝する。果実生産拡大に向けて励んでいきたい」とあいさつした。
JAみゆきスモモ部会の藤田清隆部会長は「新たな施設を有効活用し、良い果実を消費者に届けたい」と話した。