JA洗馬では、長年地元の塩尻市立洗馬小学校とレタス栽培を通して交流を深めてきた。営農指導員が担当となって先生方と連携を図りながら同校5年生を中心に種まきから定植、水やりや草取りなどの作業を通しながら、美味しいレタスに育つまでの工程などの学習を通して農業の大切さ、食べ物の大切さ、地域主力産業である「農業」を知ってもらおうと取り組んでいる企画だ。
本年は新型コロナウイルス感染症の影響で取り組み自体が出来るか不安なところもあったが、先生方のご協力もあって最初の作業である種まきからスタートすることができた。7月1日のこの日は、JA洗馬本所近くの圃場で栽培しているレタスが収穫期を迎えた。レタス栽培を担当してきた5年生がエスコート役となって1年生から順に全校生徒が収穫体験を行った。収穫には刃物を使うこともあって作業の確認を行った後、上級生が細心の注意を払いながら収穫を行い下級生へと採れたてのレタスを手渡していた。
又、食育活動の一環として、この日はJA洗馬女性部役員もお手伝いに駆け付けた。女性部長の青柳さんからは「小さいころから地元の農業に触れて知ってもらう機会は本当に大切なこと。種まきから収穫までのレタスの成長を見ることができて子供たちのためにも良い体験となるのでは・・・」とお話をいただけた。
収穫したレタスは1人2個ずつ持ち帰り、各家庭の食卓に並ぶほか、学校給食でも「洗馬っ子サラダ」「レタススープ」として味わった。更に地元で日頃からお世話になっている方々へ、児童自らが感謝の意を込めて収穫したばかりの新鮮なレタスをお届けした。