御代田町三ツ谷のJA佐久浅間女性会御代田直売所が5月30日、今年度の営業を開始した。新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に、直売所利用者にオープンを告知するダイレクトメールの発送を中止。集客の減少が心配されたが、オープン前から利用者が列をつくるなど、初日は約100人が訪れた。会員やJA職員が利用者への手指消毒を行ったほか、使用後の買い物カゴのアルコール消毒など、感染対策を徹底した。
オープン記念として、初日はレジ通過者全員に野菜と花の4種類の苗からいずれか一つをプレゼント。キュウリの苗を選んだ利用者は「おいしく作れるか楽しみ。会員の皆さんに教えてもらいながら頑張ってみたい」と話していた。
直売所は同町在住の会員を中心に20人で構成。レタスやブロッコリー、キャベツ、ハクサイなど、浅間山麓の冷涼な気候で育った高原野菜が人気で、隣接する軽井沢町の観光客らも訪れる。
丸山美那子会長(69歳)は「常連客をはじめ、大勢の利用者に足を運んでいただけるように安全で新鮮な農産物を提供したい」と話している。営業日時は毎週火、木、土曜日の午前11時から午後3時。7月から9月は日曜日も営業する。