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白ネギの定植作業本格化 病害対策防除を呼びかけ | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Apr 27, 2020 3:00:00 PM
簡易定植機にて定植作業を行う丸山さん

JA大北では、4月11日より、同JAの園芸推進品目でもある白ネギの定植作業が始まり、現在も各地で定植が行われている。定植作業は概ね5月下旬くらいまで続く。
白ネギはJAの園芸推進品目のひとつとして近年、推進に努めており、新規栽培者や栽培面積の増反者には苗代などの助成の実施、また全体として、簡易定植機の貸し出し等も行っている。今年は昨年の約5.6ヘクタールから増え、約6.2ヘクタールまで面積拡大している。
11日に定植を行った、同JA南部野菜協議会ネギ部会の丸山秀明部会長はほ場20アールに苗を定植。丸山さんは今年の栽培について「昨年は夏の異常な高温等で、除草を中心とした作業が短時間しかできなかったことなどもあり、例年より収穫量が落ち込んだが、今年は3キロ箱と5キロ箱を合わせて1,000箱の出荷を目指したい」と話していた。大町市常盤の同JA南部営農センターの徳武剛指導員は「昨年の反省点を踏まえ、病害が発生しやすい梅雨時期の防除について徹底して行ってほしい」と呼びかけている。
白ネギは8月中旬くらいからの収穫を予定しており、同時期に出荷も始まる。主に中京方面に出荷され、JAでは今年、昨年の24,000ケースを上回る27,000ケースの出荷を目指すとしている。