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天候不順克服し1等 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Sep 17, 2019 3:00:00 PM
慎重に米を検査する農産物検査員

JA大北は12日、大町市のJA南部低温倉庫で、2019年産米の初検査を行った。5人の農産物検査員が管内南部地域の農家から出荷された酒造好適米の「信交酒545号(山恵錦)」「美山錦」、もち米の「ヒメノモチ」など約500袋(1袋30キロ)を検査した。
水分や整粒歩合、胴割れ、被害粒の有無などを慎重に調べ、ほとんどを1等と評価した。
今年は春先の天候不順や長引いた梅雨による日照不足、夏場の高い夜温などで品質への影響が懸念されたが、出穂期は平年と同時期、生育は平年並みに推移した。
JAの山田高司組合長は「農家が一生懸命育てた米を正確に検査することで、安全、安心、高品質な大北産米のブランド力が高まる。農家所得向上につなげていくためにも、しっかりと検査してほしい」と検査員を激励した。
初検査をした吉沢篤検査員は「天候による品質への影響を心配したが、酒造好適米、もち米ともに1等と評価した。適期の刈り取りを心掛けてほしい」と講評した。
JA管内では9月上旬から酒造好適米を中心に稲刈りが始まっている。JAでは、酒造好適米、うるち米、もち米など合わせて20万俵(1俵60キロ)を集荷目標に受け入れを始めている。
これから10月にかけて「コシヒカリ」などを中心に受け入れがピークを迎える。