JA木曽は8月上旬、地域の子どもたちの居場所づくりに関わる木曽郡内の福祉関係団体などでつくる「木曽こどもカフェネットワーク」に、子ども食堂向けの地元農産物を寄贈した。
JAは、子育て支援や地産地消などの活動を農業を通じて支えることで、地域貢献とJA理解につながると考え、今回の支援を申し出た。JAは今後、同ネットワークに構成員として参加。県や地元町村などと連携しながら積極的に活動する方針だ。
木曽町のJA本所で贈呈式を開き、田屋万芳組合長が同ネットワークの田代幸子会長に、ハクサイときのこを手渡した。寄贈したのは、特産の「御嶽はくさい」1箱(15キロ)と「御嶽ぶなしめじ」1箱(300グラム袋×20袋入り)。
田屋組合長は「地元のために役に立てればうれしい。地元で取れたおいしい野菜をしっかり食べて夏を乗り越えてほしい」とあいさつ。
田代会長は「JAからいただいた野菜で、おいしい食事が提供できるのでうれしい」と話した。
寄贈した食材は、木曽町文化交流センターで開かれた「こども食堂体験会」で活用された。この催しには、子どもの居場所づくりに興味のある人が集まり、夏野菜のカレーライスやサラダ、ハクサイの煮浸しなどを調理体験し、食事をしながら交流した。