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免許いらず、操作も簡単 | 県内JAの話題 | JA長野県グループ「農」のポータルサイト いいJAん!信州

作成者: Admin|Jul 2, 2019 3:00:00 PM
ボートの操作を体験する生産者

JA大北は6月中旬、大町市内の水田で農薬散布ボートの実演会を開いた。作業の効率化や省力化が求められる中、法人経営の農家を中心に導入などを考える。水稲生産者やJA営農指導員ら12人が参加し、性能や操作性などを確認した。
ボートは、重量が13キロほどと軽量で、大きさも小型で車の後ろに積める。タンク容量は10リットル。専用のコントローラーで移動操作の他、散布する薬剤の量も調整が可能。散布用無人ヘリコプターなどと異なり免許が不要なので、機械操作に慣れていない人でも簡単に操作することができる。使用期間は、稲の丈が短く深水状態の田植え後1カ月くらいの間が望ましい。速度も出せ、小回りも利くため、操作に慣れれば、約30アールの面積だと2分ほどで散布が終了する。
操作を体験した平出竜也さんは「比較的面積規模が小さい圃場(ほじょう)で活用できそう。操作もとても楽にできる」と話していた。
この日の午後は同JA南部工機燃料センターが、松川村で無線で操作する草刈り機と散布用ドローン(小型無人飛行機)の実演会を開いた。
同JAは、長期構想・3カ年計画で農機具開発メーカーや行政と連携し、スマート農業関連機械の技術紹介や導入支援に取り組む。今後も生産者のニーズや要望に応じたスマート機械の実演会と導入を予定している。