JA全農長野は6日、長野県木曽町の長野県中央家畜市場で定例の6月市場を開いた。和牛子牛288頭が上場し、287頭が成立した。子牛全体の平均価格は前回4月市場から3万3923円下げて78万84円。血統や個体差が価格に大きく反映し、人気系統でも体重が軽いと安値になり、平均を下げる原因となった。
去勢子牛は上場した159頭が全頭成立し、平均価格は前回より1万5293円安い82万1697円。雌子牛は128頭が成立し、平均価格は前回より4万8808円安い72万8393円だった。
農業高校生が実習で生産した子牛の出品もあり、生徒が市場を訪れてせりを見守っていた。
せり前に行われた子牛共進会の結果は次の通り。
◇去勢牛▽最優秀賞=田中昭人(木曽町)▽優秀賞=下伊那農業高校(飯田市)古原敬久(川上村)◇雌牛▽最優秀賞=尾崎文雄(木曽町)▽優秀賞=丸山幸一(木祖村)