JA長野八ケ岳は1日、南牧村に生活部店舗をオープンし、記念セレモニーを開いた。旧店舗が老朽化していたことから建て替えた。昨年11月から工事を進め、A・コープ野辺山店との統合店舗として新たに開店。夏場には、JA特産の高原野菜を並べ、生産者の所得向上を目指す。
店舗は、木造平屋建てで、延べ床面積は約145平方メートル。周囲の環境や景観に配慮した落ち着いた色合いの建物で、組合員と地域住民が集う新たな農業の拠点とする狙い。
食料品、日用品や生産資材など幅広い商品を扱う。直売コーナーを設けて、夏場には新鮮な地元野菜を並べる。国道沿いにあり、観光客の利用も見込む。農業者の所得を増大させ、農業生産の拡大や地域活性化につなげる。
記念セレモニーには、JAの常勤役員ら関係者約30人が出席して、テープカットを行った。施設の名称はJAの広報誌で募集、組合員や利用者から親しみやすく愛されるように、「ななちゃんのお店」に決定した。
由井和行組合長は「観光などで訪れた利用者や地域の皆さんにJA自慢の高原野菜を、より新鮮に提供することで安心・安全のおいしい野菜をアピールし、リピーターを増やして地域に貢献していきたい」とあいさつした。