JA長野八ケ岳酪農部会と肉牛部会は26日、南牧村のJA農業部で、2018年度の定期総会を開いた。酪農部会は部会員24人、肉牛部会は同14人が参加。18年度事業報告と19年度事業計画などを承認した。引き続き、安心・安全な畜産物の生産に取り組むことを確認した。
18年度は、全国的に少子高齢化などによる担い手不足により繁殖基盤が弱体化し、もと牛不足により子牛価格は高値水準での取引が続いた。
同年度事業で、酪農部会では、部会役員による乳質巡回と勉強会を積極的に行い、県内視察を通じて若手酪農家の技術向上と近隣農家との交流を促し、担い手対策を行ったと報告した。肉牛部会では、管内の繁殖雌牛基盤の強化を目指して、引き続き高等登録の実施や、繁殖用雌牛の自家保留、県外からの導入による増頭や更新を行ったと報告した。
19年度事業計画では、両部会ともに畜産生産基盤堅持に向けた積極的な取り組みと、安心・安全な畜産物の生産に力を入れる。